経営
福利厚生としてのiDeCoの活用
iDeCo(イデコ)とは個人型確定拠出年金のことで最近人気がある年金制度です。
なお、人気の理由は下記にあります。
・支払った掛金が全額所得税の計算上控除できる。
・iDeCoの運用益には所得税が課税されない。
生命保険会社が提供する個人年金保険は、支払った保険料が仮に年間30万円あっても控除の上限は4万円です。
これに対しiDeCoはその掛金が全額控除可能で、かつ支払った掛金は将来必ず返金されます。
個人が自身のために掛金を支払うiDeCoですが、平成30年5月から制度の見直しがなされ、この掛金の一部を企業側が負担することが可能になりました。
従業員からすれば、自身がもらう年金の一部を会社が負担してくれるので非常に有り難い制度です。
支払う企業側も、掛金は経費扱いになるので福利厚生費として処理が可能です。また、掛金の負担を受けた従業員側も給与として課税されることはありません。
ですので、非常にお得な制度です。
人手不足対策として福利厚生を手厚くする企業が増えています。これも会社のPRの一種ですので活用されてはいかがでしょうか?