経営
効果的な広告宣伝とは？
どれだけお得な商品や優れたサービスであっても、人に知られていなければ、なかなか売上につなげることはできませんが、より多くの人に商品の魅力に気づいてもらうために､広告は有効な手段と言えます。
現在では、低予算で始められるインターネットを活用した新しい広告手法もありますが､せっかくコストをかけて出した広告が情報の中に埋もれてしまってはもったいないですし、コストをかけた甲斐もなくなってしまいます。
そのようなことになってしまわないよう、広告の注目率の高め方、効果的な広告宣伝の仕方が中小企業基盤整備機構から公開されていますので、簡単にその内容をご紹介させていただきます。
【チラシの効率的・効果的な配り方】
チラシを配布するにあたっては、自社の商圏を区切り､顧客ターゲットを絞り込み､チラシの内容をその顧客ターゲットに焦点をあてたものとする必要があります。
また、顧客ターゲットや販売する商品・サービスの内容によって、新聞折込やポスティング等、反応がより良い配布方法を選択することも必要となります。
さらに、チラシの効果を測定し、次回の継続判断や内容・配布方法等の検討材料とするため、チラシに割引券をつけたり、チラシを持参することによる特典等をつけたりすることも考えられます。地域ごとにデザインを変えたり、来店客にアンケートを取れば、どの地域で効果が高いかという情報を収集することも可能です。
【顧客の反応がよいDMの作成】
外観が普通の封筒で特徴がなかったり、DMの送付対象がミスマッチであったり、顧客にとってのベネフィットが分かりにくかったりすると、顧客の反応は悪くなる傾向にあります。
裏を返せば、封筒のデザインや形状に特徴をつけて外観から興味を持ってもらうこと、顧客リストをもとに送付先を絞り込んだり送付するDMの内容を変えること、お得感を持ってもらえるような内容とすることが、顧客の反応を上げることにつながります。
可能であれば、DMを発行するたびに内容を少しずつ変えてみると、見る側が飽きてしまう可能性も減りますし、反応の高さを比較することで、効果的なものを探ることができるようになります。
【インターネット広告の活用】
インターネット広告は、予算に合わせて様々な手法があるため、中小企業においても活用する企業が増えています。
インターネット広告の種類としては、大きく分けて、バナー広告、検索連動型広告、興味関心連動型広告、メール広告の4つがありますが、予算と顧客ターゲットや販売する商品・サービスの内容によって選択することが必要となります。
なお、メール広告であるメールマガジンについては、定期的に発行して読者との関係を作っていくツールという性格を持っているものですので、販促だからといって商品情報ばかりを載せるのではなく、読者が楽しめるような工夫も大切です。
【店頭POPでの売り場の活性化】
来店者が商品を購入するかどうかを決定する店頭は、広告においても重要な場となります。
店頭POPは､自店の売りや実施中のキャンペーンをアピールし、顧客に関連商品の購入や再来店のモチベーションを与えるための要素となりますので、効率的にメッセージを伝達することを重視し、レイアウトや単純さ、明瞭さ、見えやすさを工夫することが､売り場の活性化につながります。
また、ネットワークに接続したディスプレイ等の電子的な表示機器を使って情報を発信するデジタルサイネージについても､タブレット型コンピュータを使用すれば、中小企業でも安価に活用することが可能であり、設置する売り場や時間帯、曜日に応じた最適な広告メッセージを静止画または動画で発信することができます。
より詳細に知りたいという方は、下記リンクから､中小企業ビジネス支援サイトの特集記事をご覧ください。
